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セピアのこころ

すきま風しのび入る2月の夜
黄ばんだ蛍光灯の光またたき
エアコンの暖房にスイツチを入れる
地をゆさぶる地下鉄の轟きは
部屋を揺さぶりわが身を震わせ
路傍の人の声に、はっとわれに返る

ウーロン茶、サラダプレッツエル

夜が明ければ朝がきて
指を切れば血が出るような
そんなわかりきった毎日はいやです
悲しく、はかない、自棄のこころ
うたを忘れたカナリヤよ
殻をかぶり萎縮した
セピアのこころよ

眠れる光を思い出そう
砕ける波と裸足で鬼ごっこした
あの時の跳ねる躍動
バッタ追いかけ、森と抱き合った
あの時の青いあまいにおい
堪え難き苦しみも
身もだえする侘しさも
そのうちすべてが終わりになる
ここは多重世界の1つの世界線

もう少しあたたかくなったら
サルナシたたずむ種山が原に
春を見つけに参りましょう


「 こころよ、こころよ
 わがこころよ、めざめよ
 君がこころよ、めざめよ
 こはなに事を意味するならむ
 断ちがたく、苦しく、のがれまほしく
 又あまく、去りがたく、堪へがたく――
 こころよ、こころよ
 病の床を起き出でよ
 そのアツシシユの仮睡をふりすてよ 」

 (下段括弧内、高村光太郎「或る夜のこころ」より)
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Le Rayon Vert

TRIPLE GREEN FLASH !!!  (23日、SpaceWeather.comより)

35.jpg

 2006年12月29日、サンフランシスコで撮られた、非常に稀な写真。

 「Green Flash」とは、太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬強く輝いたようにまたたく(1秒以内)、非常に稀な現象です。大気がプリズムの作用をして太陽光を波長分散し、短い波長の光だけが届く条件で、さらに大気のゆらぎによって一瞬のまたたきを起こすと考えられています。
 高い山、離島、南極など、空が晴れていて空気が澄み、遠くが見渡せる場所から見られる場合が多いのですが、その確率は非常に小さいのです。日本では小笠原諸島父島にあるウエザーステーションが有名です。
 ちなみに私は子供の頃、気象の図鑑を読んでいて、この項目にとても興味を引かれたのを思い出します。その本に影響されて、小学生だった一時期、毎日のように晴れた夕方、その一瞬を待ち続けて家の窓から夕日を見つめていたものです。

 この一瞬の輝きを見たものは、真実の愛に目覚めるといいます。昔、人々はGreen Flushを寓話や神話の中の話だと思っていました。「SFの父」と呼ばれるJules Verne(ジュール・ヴェルヌ, 1828-1905)が、1882年に小説『Le Rayon Vert (The Green Ray)』を出版するまでは・・・。ヴェルヌは『八十日間世界一周』(1873年)などで皆さんもご存知の作家だと思います。

『Le Rayon Vert (緑の光線)』 
=story=   空気が澄みきった日に、水平線に沈む太陽が一瞬、緑の光線を放つ。幸運にもその光を目にした人は、自分と他人の心の中がはっきり見えるようになる。---ある日の《モーニング・ポスト》に紹介されたそんな言い伝えに魅了されたヘレナ・キャンベルは、二人の伯父たちとともに水平線を探す旅に出る。しかし、島影がちょうど水平線を遮ったり、日沒の瞬間に邪魔が入ったりして、なかなか緑の光線に出会うことができない。こうしてヘブリディーズの島々を放浪したヘレナが最後にようやく目にすることができたものとは……?

 ヴェルヌはこの小説の中で、Green Flushについて、こう形容しています。「どんな芸術家もパレットの上に表現することのできない緑、どんなに透明に澄み切った海の影でも作ることの出来ない緑(沖縄の海に映る緑を思い浮かべてください)、もしも天国に緑があるなら、この緑をして他にはないだろう。」

 その伝説のGreen Flushが3重にも見えたのです! どんなにか幻想的だったことでしょう!

ゴイサギの大手町

 夜、皇居脇の公園のベンチで休んでいると、どこからともなく少し大きな鳥が目の前のお堀端に舞い降りてきた。ハト?暗くてわかりづらかったが、すぐに首をかがめたシルエットからゴイサギとわかった。こちらにお尻を向けて、お堀を覗きながらたたずんでいる。お堀の魚を上から探しているのだろう。よく暗いのに見えるものだ。鳥目じゃないのかしら。そうだった、ゴイサギは夜行性でした。夜活動して、水辺の昆虫やカエル、ドジョウ、ザリガニなどを食すのです。

 お堀の水面には大手町のビルの明かりがゆらいでいる。のぞきこむゴイサギ。そして彼を後ろからそっと眺めている私。向こうからコハクチョウのつがいがスイーッと泳いできた。ビルと道路と車の激しい往来の中にも息づく小さな自然の営みがある。メトロポリスの小さな夜の物語・・・。

2

ヤマセミの沢

「キャラッ、キャラッ」 
出た! 草いきれのする茂みの中で私は、飛び出していきたい気持ちを抑えて、心の中で小躍りをしていた。姿はまだ見えない。でも「彼」はすぐ近くにいるのだ。「キャラッ、キャラッ、キャラッ、キャラッ」 
声が近づいてきた。私は息をするのもためらわれるくらい自分の存在を消し、目の前の沢面にじっと目を凝らした。 ・・・そして次の瞬間、「彼」は訪れた。

 当時21才の私は「鳥キチ」であった。とにかく目に入る鳥は何でも名前を知りたかった。図鑑を買った。双眼鏡は持っていたので、口径5cmのフィールドスコープ(小さな望遠鏡みたいなもの)を買った。そして日本野鳥の会に入って、積極的に探鳥会に参加した。毎週土日は部活やバイトとかち合わない限り参加して、その道の先輩方(ほとんど中高年の方)に色々教えてもらった。これで一気に上達した。1年もすると、身の回りに出る野鳥は、遠くからでもすぐに名前がわかるようになった。
 ただそのうち、いつも見られる鳥は決まって30~40種しかない事実に気付き、退屈してしまった。図鑑を眺める。カワセミのページに「ヤマセミ」が載っていた。カワセミは美しかった。バードウォッチャーがまず最初にあこがれる鳥だ。私も初めてじっくり観察したときは、その清廉な美しさに感動した。野鳥の会の先輩の中には、カワセミに魅せられて、30年以上もシャッターを切っている人もいた。それに比べてヤマセミは少しマニアックだ。まず数が少ない。そして色が地味だ。しかし頭のとさか(冠羽という)がモヒカンのようで、とてもかっこいい。う~ん、会ってみたい。日々、私の「彼」への思いはつのるばかりであった。

 ある探鳥会の日、ヤマセミの出るポイントを教えてもらうことができた。次の週の朝早く、私はその場所にいた。埼玉県毛呂山町、東武越生線の川角駅から近い高麗川の沢だ。鳥が警戒すると出てこないので、沢べりの背の高く生い茂った雑草の中に身を隠し、フィールドスコープをそれとなくセットして、「彼」が現れてくれるのをひたすら祈りながら待っていた。1994年の10月14日のことである。

「キャラッ、キャラッ・・・」
「彼」は川面すれすれを一直線に飛び過ぎていった。「あーっ、いっちゃった」。飛び過ぎていった方向に慌てて首を回す。するとなんと、すぐ近くの川にせり出した木の枝に止まっているではないか。絶好のチャーンス! 私は慌ててスコープを合わせた。しかしのぞこうとした瞬間、自分の足で三脚を蹴飛ばしてしまい、セットをやりなおすはめに。私は自分のそそっかしさを呪った。この間に「彼」が行ってしまったらどうする!? しかしなんとか間に合い、スコープの視野の中で「彼」と挨拶することができた。

「はじめまして。元気でやっていますか?」
 「・・・。」(毛づくろい中) 
「あの、餌は足りてますか?」 

 一瞬の間があいたあと、「彼」と目が合った。私の記録には次のように書いてある。 『目は哲学者のように落ち着いていておとなしい。木に止まっている足は左右が結構開いている。冠羽はよく動き、時々ねかせたりもする。時々鳴いている。すごい迫力。』
 じっとこっちを見つめる目は、落ち着き払っていた。まるで私の存在などとっくにお見通しのようであった。「隠れたりしてごめん」。わたしは心を打たれ、めがねの中で視野がくもった。少しの時間、枝に止まって休んだ後、「彼」はまた飛び立った。まるで私に「見てろよ」といわんばかりに、それからの数分は、私の目の前を行ったり来たりしてくれた。もう私は隠れていなかった。そしてスコープも草むらに放置した。私は普通にまっすぐ大地に立ち、自分の目で何事もないかのように飛ぶ「彼」を見つめていた。
 低空飛翔である。ときどき「ザバッ」と水に飛び込む音が聞こえる。「キャラッ、キャラッ、キャラッ、キャラッ・・・」向こうに姿が消える。そしてまた、「キャラッ、キャラッ、キャラッ、キャラッ・・・」とこちらへ戻ってくる。この縄張りを往復して必死で魚を見つけようとしていた。
 私はそっと場を離れた。川のせせらぎの音がだんだん小さくなる。

「お邪魔して悪かったね。でもありがとう。がんばって餌をみつけるんだぞ。」

 そのうちまたいつか会いに来ることを誓った。そのとき「彼」はもういなくても、何代目かの子孫が私を迎えてくれたら、どんなに嬉しいことか。 あれから12年が経ってしまった。そろそろ「彼」に会いに行く時が来たかもしれない。環境の激変に耐え抜いて、私を待っていてくれるだろうか。期待もあるが、私は不安と絶望の方が大きい。

1

地球カレンダー(第3章) 23時59分59秒

・・・12月31日 23時59分59秒・・・

西暦1868年  明治維新。
西暦1869年 スエズ運河開通。
         ロシア、トルストイの『戦争と平和』完成。
西暦1877年 エジソンが電話機を発明。
西暦1889年 大日本帝国憲法の発布。
西暦1893年 ドイツのディーゼルがディーゼル機関を発明。
         エジソンが映画を発明。
西暦1894年 朝鮮で甲午農民戦争(東学党の乱)。
         日清戦争起こる(~1895)。
西暦1896年 アテネで第1回国際オリンピック大会。
西暦1901年 スウェーデンでノーベル賞の制定。
西暦1902年 日英同盟。
西暦1903年 アメリカのライト兄弟が飛行機を発明。
         ロシア、チエホフの『桜の園』なる。
西暦1904年 日露戦争(~1905)。
西暦1905年 ポーツマス条約(日露講和)。
         第1次ロシア革命。
         アインシュタインが「特殊相対性理論」を発表 。
西暦1909年 伊藤博文がハルビンで暗殺される。
西暦1910年 日本が韓国を併合。
西暦1912年 イギリスの豪華客船タイタニック号沈没。
         清朝滅亡、中華民国成立。
西暦1914年 第1次世界大戦が始まる。
西暦1916年 アインシュタインが「一般相対性理論」を発表。
西暦1917年 第2次ロシア革命(二月革命)。
西暦1919年 ベルサイユ条約調印。
西暦1920年 国際連盟の発足。
西暦1921年 中国共産党創設。
西暦1922年 ロシアでスターリンが党書記長となる。
西暦1923年 関東大震災(M7.9)が起きる。死者10万5千人以上。
西暦1926年 昭和の始まり。
西暦1928年 イタリアでファシストが独裁体制を確立。
西暦1929年 ニューヨーク株式市場が大暴落(世界経済恐慌の勃発)。
         バチカン市国の成立。
西暦1931年 満州事変。
西暦1933年 日本が国際連盟を脱退。
         ドイツでナチス党のヒットラーが首相に就任。
         ドイツが国際連盟を脱退。
西暦1935年 ペルシャが国号をイランに改称。
西暦1936年 二・二六事件。
西暦1937年 廬溝橋事件(日中全面戦争へ)。
         イタリアが国際連盟を脱退。
         日本軍が南京を占領。
西暦1939年 第2次世界大戦が始まる。
西暦1940年 日独伊三国軍事同盟。
         日本で皇紀2600年祝典。
西暦1941年 日本軍が真珠湾を攻撃、太平洋戦争が始まる(~1945)。
西暦1943年 イタリアが無条件降伏。
西暦1945年 ドイツが無条件降伏(分割占領される)。
         国際連合が正式に成立。
         広島、長崎に原子爆弾が投下される。
         日本が無条件降伏。
         朝鮮が南北に分割占領される。
西暦1946年 日本国憲法公布。
西暦1949年 中華人民共和国の成立(主席:毛沢東)。
         中華民国政府が台湾へ移転。
         北大西洋条約機構(NATO)の創設。
西暦1950年 朝鮮戦争の勃発(~1953)。
西暦1951年 日米安全保障条約の調印。
西暦1953年 日本でテレビ放送開始。
西暦1956年 日ソ共同宣言(国交回復)。
         日本が国際連合に加入。
西暦1957年 ソ連が人工衛星の打ち上げに成功。
西暦1959年 キューバ革命。
西暦1961年 ソ連が有人宇宙飛行に成功。
西暦1962年 キューバ危機。
西暦1963年 アメリカのケネディ大統領暗殺。
西暦1964年 東京オリンピック開催。
         東海道新幹線開業。
         競馬、シンザンが三冠馬となる。
西暦1965年 ベトナム戦争の激化。
西暦1967年 欧州共同体(EC)が発足。
         東南アジア諸国連合(ASEAN)の設立。
西暦1969年 アメリカのアポロ11号が月面に到達。
西暦1970年 大阪万国博覧会。
         三島由紀夫が割腹自殺。
西暦1972年 浅間山荘事件。
         札幌冬期オリンピック。
         田中角栄が「日本列島改造論」を発表。
         日中共同声明(国交正常化)。
西暦1973年 競馬、ハイセイコーが10連勝。
         日本で韓国の金大中拉致事件。
         第1次石油危機(オイル・ショック)。
西暦1975年 ベトナム戦争終結。
西暦1978年 日中平和友好条約の調印。
         ピンクレディが活躍。
西暦1979年 イラン革命。
         日本でパソコンPC8000シリーズが発売。
         日本でウオークマン発売。
         イギリスでサッチャー首相が誕生する。
         マザー・テレサがノーベル平和賞を受賞。
西暦1980年 ジョン・レノン死去。
         イラン・イラク戦争(~1988)。
西暦1981年 アメリカがスペースシャトルを打ち上げる。
         神戸ポートピア21、開幕。
西暦1982年 フォークランド紛争。
         マイケル・ジャクソンが活躍。
         東北新幹線開通(大宮-盛岡)。
西暦1983年 東京ディズニーランドが誕生。
         ロッキード裁判。
         このころエイズが問題となる。
西暦1985年 ソ連のゴルバチョフが書記長となる。
         アメリカでアフリカの飢餓救済コンサート(「ウイ・アー・ザ・ワールド」) 。
         科学万博つくば開催。
西暦1986年 チェルノブイリで原子力発電所事故。
         バブル景気。
西暦1987年 ニューヨークの株価暴落(ブラックマンデー)。
         JRグループ発足。
西暦1988年 リクルート事件。
         青函トンネル開通。
         瀬戸大橋開通。
西暦1989年 平成の始まり。
         ベルリンの壁が事実上撤廃。このころ東欧各国が民主化に向かう。
         中国で天安門事件。
         消費税(3%)施行。
西暦1990年 東西ドイツが統一。
         イラクがクウェート侵攻。湾岸戦争。
西暦1991年 ソ連の崩壊、独立国家共同体へ。ゴルバチョフ大統領退任。
         米、イラク爆撃(湾岸戦争勃発)。
西暦1993年 日本のプロサッカーJリーグ開幕。
         欧州連合(EU)が発足。
西暦1995年 阪神・淡路大震災(M7.3)。死者6434人。
         地下鉄サリン事件。
西暦1996年 この頃、プリクラ大人気。
西暦1997年 香港が中国へ返還。
西暦1998年 長野冬期オリンピック。
         東京湾アクアライン開通。
         地球温暖化防止京都会議開催(CO2削減協定の「京都議定書」)。
西暦1999年 2000円札発行。
西暦2001年 ブッシュがアメリカ大統領となる。
         9.11、米同時多発テロ(オサマ・ビン・ラディン)。
         アメリカがアフガニスタンを報復攻撃。タリバン崩壊。
西暦2002年 日韓共催サッカーW杯開催。
         日朝首脳会談、拉致被害者5人帰国。
西暦2003年 イラク戦争始まる。
西暦2004年 スマトラ沖大地震(M9.3)、大津波が発生。死者30万人以上。
西暦2006年 小泉首相退陣、安倍内閣誕生。

現在 12月31日 23時59分60秒


<解説>

 最後の「1秒」のなんと長いこと・・・。365日をカチコチと刻み続けてきた「地球時計」の秒針の最後の「コチ」は、明治維新で始まりました。この「コチ」の間に、現在世界が直面している困難のすべてが凝縮されています。戦争しかり、地球温暖化しかり、人口激増しかり。地球温暖化は最近の50年間で顕著になりました。1980年代までは、地球寒冷化が叫ばれていたくらいです。
 これから先の「1秒」の間に、世界はどうなるのでしょうか? 今まで以上の激変が待っていそうですね。皆さんも想像してみてください。私たちがこれからの未来も地球に存続していくためには、何をどうしたら良いのでしょうか? 過去の滅亡した文明の二の舞、いや四の舞には、できればなりたくありませんね。
 自分とは何か、命とは何か、なぜ今こうして地球に存在するのか・・・これからも様々な観点から考えて行きたいと思います。この「地球カレンダー」が各人の思考の一助となりましたら幸いです。
 あなたの「ミネルヴァの梟」は飛び立つことができたでしょうか?



「未来カレンダー」 につづく・・・乞うご期待。
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プロフィール

ドクトル・グレイ

Author:ドクトル・グレイ
ドクトル・グレイ(愚零) (KIN 191:青い猿、青い夜)

小学生の時、鏡を見ていた自分が忽然と思った。
「自分が死んだらこの世から消えてしまう。消えてしまう自分とはいったい何なんだろう。」
以来、わたしは「大人」になった。分別知が芽生えたのである。それは無分別の世界に遊んでいた子供の楽園から、不幸の滝壷に突き落とされた瞬間でもあった。
生死の不安、明日の心配・・・
悩みはつきることなく湧き出でたが、解決の糸口はつかめなかった。
何のために生きているのか?
他の生き物を傍若無人に虐殺してまで、人間は何のために生きるのか?
将来必ず死ぬことが、わかっているではないか。
高校生の時、西田幾多郎の著作に出会った。
「絶対矛盾的自己同一」
なんだかよく分からなかったが、そこには答えとなる真理が隠されているように感じた。
いったい自分は、人間は、何を知っているというのだ。
そもそも知るという認識の過程から考え直さなければならないのではないか。
自分のことを自分が一番良く知っていると思っている。
そんなのウソだ!
自分とは何か、他とは何か、生きるとは、死ぬとは、自然とは、宇宙とは、神とは何か?
人知に照らされたこの世界。
人知に掘られた井戸の中の蛙である人類、わたし。
宇宙の果てを井戸の中に探しに行くアホらしさ。
カマキリやチョウが、明日に死ぬ心配をしているか?
相対と絶対。
不連続の連続。
少しずつ答えの入り口が見えてきた。
何も知らずしてすべてを識り、時空を知らずしてすべてを識る。
科学は無智であり、自然は無知である。
鏡に映った自分は、自分の知っている自分ではなかった。
人知による分別世界は相対世界。
相対世界は虚相世界。
虚相世界の生死、それは結局、蜃気楼。
人知の懐中電灯を消せば、薄暮に浮かぶ無限的広野が眼前に広がっていた。
真実の実相世界は無分別の智、それは絶対無。
不安、恐怖、対立、争闘・・・
虚相世界のすべての現象、それは絶対無において一縷の疑問もなく消滅した。
探し物は、遠い未来にも遥かなる宇宙にもなかった。
永遠は今この瞬間にあり、無限は目の前の一点にあった。
ごはん一粒に、無限宇宙と深遠なる神を見る。
知らない自分はすべてを識る。
自分は自然、自分は宇宙、自分は神、そして絶対無の存在。
本当の歓び、本当の愛。
あえて言葉で云うならば、絶対的歓喜と絶対的大愛に満ち満ちた世界。

人類よ、前へ進むな、振り返れ!
人類よ、今こそ行こうぞ、絶対無へ!


(KINについては、以下の「古代マヤ暦の暗号」を参照のこと)

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